データセンター銀座 印西


印西市は広大な未活用の土地が多くあったため、今、大型の物流センターとともにGoogleやアマゾンなどの世界のIT企業のデータセンターが次々に建設され、「データセンター銀座」とよばれている。最近は印西牧の原駅前のビックポップの用地の中で建設が進んでいたり、千葉ニュータウン中央駅そばのイオンショッピングセンターの横でも建設計画があったりと駅前の一等地とも呼べる場所にもデータセンターが置かれるようだ。データセンターで働く人は少ないようなので、なぜ駅前に建設されるのかはわからないが、藤代印西市長が言っている通り、駅前や住宅地にふさわしい施設ではないと思う。ただAIの進展により、データセンターの需要は増加していく見込みらしい。
情報化のスピードは速い

自分が中学生の時には、PCは存在していた。ただインターネットやWindowsはなく、確かMS-DOSというOSが入っていて、コンピューター言語でコマンドを入力しなければならず、当時はPCは専門に勉強しないと扱えない代物であった。自分の家には当時は珍しかったと思うが、PC98シリーズが1台あったので、何となく覚えている。この時から将来はコンピューターの時代がやってくるといわれていたのだが、実際社会にどのようにコンピューターが利用されるのかイメージはまったくわかなかった。大学生くらいの時にノート型のワープロが販売されるようになり、それまでタイプライターだったものが個人が画面上で文字を打ち込むようになった。
生成AIで学校はどうなるのか


現在では、情報化社会が進展し、かなりの部分で個人の生活や仕事上でなくてはならないものになっている。今後は生成AIがどんどん進化していくとのことだが、AIで何が変わるのだろうか。まず、仕事上のことで考えると、文書の作成はかなりの部分でAIがあっという間に作成してくれるようになるはずで学年だよりも学級だよりもAIで作成できる。後は、通知表の所見も、担任の記録を基にAIが作成する時代になる。そうすると、通知表の所見の存在意義自体がなくなり、所見欄はきっとなくなるでしょう。指導案もAIが作成するようになるので、教師の授業構成力は必要なくなり、授業研も行われなくなる?(でも学校は頭が固いので、意味なくても続ける可能性は高い)授業では、教科によっては(数学や英語など)生徒の理解に応じた教材をAIが自動で作成し、各自に応じた学習プログラムが組まれてくるはず。そして授業の説明は、アバターがしてくれるようになり、教員は学級の監督者としてPCを操作したり指示するだけで授業は成立するはずだが、学校教育の中にAIを導入するのを市町村や現場任せにしていてはなかなかこのようには進んではいかないかもしれない。
AIにできないことは何か

今、日本テレビで広瀬アリス主演の「なんで私が神説教」というドラマをやっているが、ここで広瀬アリスは、説教の内容をスマホにまとめて、スマホ片手に教室で説教をしている。教師がするお説教の中身も瞬時にAIが考えてくれる。これは今でもすでに可能なこと。ではAIにできないことは何か。生徒の様子を見て心配したり、褒めたり、叱ったりすることは人間にしかできないはずでAIは取って変われない部分。生徒の悩みの相談にのったり、保護者からのクレーム対応、いじめ問題の解決などもAIには任せられないだろう。AIがどんどん導入されるとますます教師の「人間力」が重要になってくるという逆説的な展開が自分の頭では想像されてしまいます・・・。