この日は、佐倉に出かける。佐倉は江戸時代、江戸東方の要衝として重視され、一門・譜代大名が配置され、江戸時代の初めは藩主が短期間に色々に交替したが、1746年に堀田正亮が出羽国山形藩から入封してから、以後明治維新まで堀田家が佐倉藩主として定着した歴史ある城下町である。昔、佐倉の学校に務めていたので、結構色々なところにいったことはあるのだが、今日は行ったことのない武家屋敷と竹林で囲まれているひよどり坂に出かける。



佐倉ひよどり坂の竹林で一句
もののふに 清涼くれし たけばやし
ひよどり坂の竹林と武家屋敷、国立歴史民俗博物館



ひよどり坂の竹林は距離は短いが、竹林の中はとても涼しく京都の嵐山とは雰囲気は違うけど落ち着いた空気が流れていてとても良い感じ。この道を通ってかつて佐倉藩士も佐倉城に登城していたらしい。武家屋敷も見学する。旧堀田邸と佐倉順天堂との3つの施設の共通入場券を勧められたが、この2つは行ったことがあるので、武家屋敷のみを見学。武士の屋敷は質素で農家の屋敷とはちょっと違う趣きがある。その後、かつての佐倉城址に建っている国立歴史民俗博物館に出かける。7年前くらいに社会科の研修で行った時とは、だいぶ展示の内容や方法が変わっていて見ごたえがあった。



アサイー専門店 アサイー工房佐倉店へ



JR佐倉駅の近くにあるアサイー工房佐倉店へ。アサイーは最近、SNSなどでZ世代を中心に流行っているらしい。息子が自宅に帰ってきたときに、冷蔵庫に自分が買ったアサイージュースがあるのを見て「アサイー知ってんの?」とちょっとオヤジを馬鹿にした感じで言ってきたが、自分は知っているどころか、アサイーは一度2005年ころにもブームがあって、健康にいいことは知っていて、南アメリカの授業でもアマゾン原産のスーパーフードとして必ず生徒に紹介してきたほどで、「バブル世代を馬鹿にすんなよ、アサイーはZ世代だけのものじゃないぞ」という感じ(2日に一度はセブンイレブンで贅沢にもアサイーのスムージーを密かに飲んでいる)である。
アサイーのお店は、混んでいて店内は人が一杯。店の外で待っている間に、店のオーナーが色々アサイーやお店のことを教えてくれる。オーナーは若い男性で、こんな若いのに経営をしているなんてすごいと思いながら、応援したくなる気持ちが芽生える。店は高校生くらいの若者でいっぱいで、おじさんは自分一人であったが、周りの目を気にせず、頑張って店内でアサイーボウルを食べる。Sサイズを頼んだのだが、結構量が多く、とても甘いので、後半きつくなってきた。オーナーに「量は足りましたか?」と聞かれ、「充分です」と答えたら「本当ですか?」と不思議そうな顔をされたが、オヤジは若者や女性と違い甘いものは少しでいいのだ。逆によく若者はあんなに甘いものをあんなたくさん食べられるのか不思議。次から次へと若者が店に入ってきてお店は繁盛してオーナーはホクホクだろう。とにかくアサイーはスーパーフードと云われ健康にいいのでブームが一過性のものでなくずっと人気が保てるといいと思う。セブン-イレブンでも自宅で気軽にアサイーボウルをつくれる「Dole アサイーベース」を8月8日に発売したらしいので今度購入して食べてみようと思う。