学生協(学校生活協同組合)のグループ保険の保険料の支払い請求の用紙が家に届き、学生協に関する手続きをすっかり忘れていたことに気づく。探してみると最後に持ち帰った学校関係の種類の束の中に、事務さんからもらった学生協の手続き関係の書類があった。急いで手続きをしなければならないが、学生協の組合員を脱退するか、任意で継続するかどうか迷う。とりあえずグループ保険について、明治安田生命の担当部署に連絡してみると、年度途中の解約は一年に一度ある配当金が戻ってこなくなるという話だったので、契約の更新時期まで継続することにした。

 退職にあたっての手続きは特に難しいことはなかったが、とりあえず自分が体験した退職の流れについて書きたい。結局、退職はしなかったが、前年も校長には退職の意志を伝えていた。4月に校長が変わったため、一応今年度いっぱいで退職する旨は、口頭で伝えた。そして11月に、人事の希望個票を提出する前に、退職の希望で個票を提出する旨をもう一度口頭で伝え、その時に勧奨による退職にしてほしいとお願いした。そして実際に人事個票で退職の希望に〇をして提出した。多分、この時点で退職は決定。1月になったら、校長から退職願を出してほしいと言われ、書き方の見本を渡された。退職願くらいは自分の考えで出させてほしいと思ったが、見本通りに書いて提出した。罫線がないと書きにくいので、B5サイズの便箋に記入して出したのだが、A4じゃないとダメということで、A4のレポート用紙を使って書いてまた提出した。しかしこの紙じゃダメということでまた再度出し直したため、計3回提出することとなった。退職の意志が伝わればいいだろうという自分の常識は、多分お役所的には非常識だったのだろうと推測される。勧奨による退職は退職時期が年度末になるのだが、決まりでは1月中に申し出なくてはならないらしい。ただ実際には、やはり遅くとも人事個票を提出する際に意思表明した方がよいと思う。あとは人事異動の内示の時に他の異動対象者と同じように、「退職で進んでいます」という報告が一応、校長からあった。事務的なことは他には特になく、退職金の受け取り方と振り込まれる口座を記入したぐらいのものであろうか。

バタバタの修了式と感傷にひたる辞令交付式

生徒や保護者には今年度末で退職することを事前に伝えてよいか校長に確認したところ、ダメだということで、部活の生徒には修了式の前日、クラスの生徒には修了式の日の朝に報告した。生徒は突然のことだったので呆然とした感じで、修了式の日は修了式の他にも離任式があり、通知表の配布や学級解散的なもの、荷物の移動、教室に入れない生徒への対応など色々やることがあってバタバタで余韻に浸る余裕もなかったのが実際である。実際に退職するんだなとという気持ちを感じたのは辞令交付式の時であろうか。

自分は飽きっぽい性格で地道さに欠け、やることがマンネリ化してくると、続かない性格なので、よく30年間教員を続けてきたなというところが実際である。多分、普通の会社勤めだったらもっと早く辞めていたと思う。教員の仕事は大変だが、こどもたちから感動をもらったり、日々何か事件があったりと刺激と変化がある仕事だったので続いたのだろう。30年前に教員を目指したことは間違いではなかったという気持ちを持って退職できたのは、今まで自分に関わってくれた生徒や保護者、先生方のお陰である。感謝。次回は退職後に自分がやりたいことを含めて書きたいと思う。

投稿者

管理人ひろ

大学卒業後、サラリーマンとトラックの運転手を経て中学校の教員として30年間勤務。2025年3月、57歳で早期退職。FIREの生活に入る。人生のセカンドステージのキーワードは「志に生きる」

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