血圧の薬をもらいに

毎日服用している血圧の薬がなくなったので、薬をもらうため病院に行き診察を受ける。薬は2か月分しか貰えないので、特に具合が悪くなくても2か月に一度、必ず医者に行くのが自分のルーティーン。お医者さんに「最近どうですか?」と聞かれ、「特に大丈夫です。」といういつも通りの会話の後、聴診器を当ててもらい1分くらいで終了する。ただいつもと違うのは今まで普通にあった教職員共済組合の保険証がないということ。

退職後、健康保険はどうなるの?

退職後、再就職をしない場合、健康保険については3つの選択肢があり、①公立学校共済組合の任意継続組合員になる。(加入期間は2年間。終了後は国民健康保険等に加入) ②国民健康保険に加入する。③家族が加入する医療保険制度の被扶養者になる であるが、自分は地方公務員で働く妻の扶養に入る選択をした。扶養に入ると健康保険や国民年金といった社会保険料を納める必要はなくなるのでこれは大きい。扶養は保険料が不要(おやじギャグ)なのだ!妻に感謝・・・。これは世の中で「130万円の壁」とよばれているのもわかる。

体調は悪くないのに・・・

ただ現在、妻も転勤で市役所から学校現場に勤務が今年変わったため、保険証も変わり、まだその手続きが終わってないので新しい保険証が使えない。(マイナカードを使うようになるためもう保険証は発行されないらしいが)というわけで、とりあえず診察料と薬代を全額立て替えて支払う。診察料は4710円、薬代が4235円、合計8945円也。いい値段がしますね。今まで感じていなかった医療保険のありがたみを知る。しかしよく考えると、それって社会保障費での負担ですよね。歳をとると血圧は普通に上がっていくので、自分のような人は世の中に相当数いると思う。高齢化社会で医療費が増大して国の財政が大変だということをよく聞くし、社会保障費の増大の問題は公民の授業でも中学生に教えてきたことである。具合が悪くないのに、薬をもらうために医者にかからなくてはいけなくてはならないこのシステムもったいなくないですか?多分、血圧の薬はこの先も一生飲み続けることになるので・・・。継続して薬を服用している場合、1度もらった処方箋は1年間有効とかにすれば高齢者の医療費は結構削減できるはず。そうすれば高額医療費の上限額を引き上げなくても大丈夫になるんじゃないですか。日本医師会は反対するかもしれませんが・・・。