栗の話はもうやめて栗

朝起きて少しゆっくりしてから11時くらいから、茨城県の笠間へ妻とドライブに出かける。笠間には20年以上前に職員旅行で行ったわずかな記憶があるがそれ以来である。あえて高速は使わずに下道で走っていくが、茨城の道は走りやすく2時間ちょっとで笠間に到着。自分的には笠間といえば「笠間焼」と「笠間稲荷」であるが、最近笠間は栗がご当地の名物として有名らしい。栗の生産で日本一なのが茨城県(社会科の教員でしたが知りませんでした。ゴメンナサイ)でその中でも笠間は県内で栽培面積が最大だということ。江戸時代から続く長い栽培の歴史があり、この地で生産される栗は大粒で甘みが強く、香り豊かな味わいが特徴であるらしい。確かに来る途中、千葉ではあまり見かけない多くの栗畑を見かけた。ちなみに千葉県は全国第12位で、生産量は茨城県の十分の一ほどである。よくチバラギなどと言われるがなぜ千葉県ではあまり生産してないのに、この地で栗の生産が盛んなのか考えてみるのもおもしろい。青森県の三内丸山遺跡では縄文時代に栗を栽培していたことがわかっており、日本で最初の農耕は栗だったのかもしれないほど日本人と栗は深い関係にある。ちょっと栗について語りすぎたげんぱく(社会科的おやじギャグ)になってしまった・・・。社会科の授業であれば、生徒から栗の話はもうやめて栗などと言われるところである。(授業ではおやじギャグは追い打ちが結構大事。1度目では笑ってくれない生徒も2度目は笑う)

笠間栗プレミアムソフト

話がそれてしまったので、笠間の栗に話はもどります。栗が名物ということで道の駅笠間の「かぐや姫笠間道の駅店」というレストランで食事をとった後、同じ店で「笠間栗プレミアムソフト」を購入。プレミアムなだけにお値段は少し高く1つ600円だったが、マロンの味が濃くなかなかおいしい。

笠間和栗しぼりたてモンブラン

その後、農産物の直売所で道の駅ではお約束のプリンを購入し、今日のドライブの目的だったモンブランを外のキッチンカーでテイクアウト(幸いにも並ばずに買えました)し、笠間稲荷に参拝して帰宅。笠間、思った以上によかったです。また来たいですね!

おやじギャグ歴史人物豆知識編

杉田玄白編

江戸時代中期の蘭学医。刑死体の解剖に立ち会ったとき、持参していたオランダの医学書「ターヘル・アナトミア」の解剖図の正確さに驚き、オランダ語で書かれていた「ターヘル・アナトミア」を翻訳し「解体新書」を完成させた。当時はオランダ語の和訳辞書がなかったため、前野良沢や中川淳庵らと行った翻訳作業は困難を極めた。「解体新書」の著者は杉田玄白になっているが、玄白ははオランダ語をまったく知らず、翻訳の中心は実は前野良沢であったとのこと。良沢は「自分の名前を上げるために勉学するのではない」という考えで著者に入るのを断ったらしい。(別説もあり) 他人からの称賛や名誉を気にせず、世のために力を尽くした前野良沢みたいな人が自分は好きなんです。ちなみにプロ野球の広島カープに2023年ドラフト6位で入団した長谷部銀次投手は杉田玄白の子孫になります。愛知県岡崎市の中学軟式野球部から中京大中京に進学し、一般入試で慶応大学に入学した文武両道の選手で、一軍での初勝利はまだですが個人的にチェックして応援しています。